私の田舎、都城(みやこのじょう)市の名前を東国原さんより先に甲子園で全国区にしてくれた、当時の私立M(そのまま)高校のナインは、ほとんどが沖縄からの特待生選手でしたね。高校の名前が売れ、新入生が集まり、学業成績も伸び‥で、学校経営が安定っていうのは、東東京地区の常連校Tとかの例でもあったとお聞きしました(Tは蹴球もね‥)。
西東京のある古豪私立は、野球による推薦入学を行っておらず、テスト前と月曜日は練習禁止という環境の中で毎年健闘していますが、OBたちからはいつも「野球推薦を行え!」のプレッシャーが学校にあるようです。同高の父兄だった私はこれには大反対!推薦で選手を集めて一般入学生の入部は拒否、グランドの横の寮に住まわせて早朝練習、授業は午前中だけで、寮で昼食後、午後から夜は練習、それで昨季全国制覇‥という兄弟校(もう分かるね
笑!)を、ちっとも羨ましく思いません。
人生で大事なことはすべてグランドで覚えた‥という実感は元高校球児として分かるものの、でも、「高校」野球なんだよね。プロ予備軍や学校の広告媒体がやるんじゃなくて、「高校生」がやるんだよね。
今のG軍の監督が、野球で系列の大学に入った時、「大学の勉強って、ちゃんとやろうとするととっても難しいですよね‥」と素直に言ったのがむしろすがすがしかったのも思い出します。彼はプロでも大成功する器だったから良かったけどね‥。
学業とも戦っている普通の高校生がやる高校野球を見たいです。だから熊本の済々黌なんて出てくると思い入れて応援してしまいました。
<甲子園決勝は 大阪 対決‥>
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